ゴッホは我が心の隣人であり友人だ。
と、常日頃から思っていてそれ相応の思い入れがある人物の映画。
すべてのアニメーションを100人以上の絵描きが油絵で描いてるという触れ込みだったんだけど、俳優のビデオを模写していくという手法だったので、やたら生い絵が動いているという不和が生まれて三次元と二次元が融合してドラッグでもやってんのか????みたいな心持ちになっていく。その不和とゴッホの死を第三者の視点から眺めていく。と行ったような映画に仕上がっている。
そして、明かりの灯火に漫譜が描かれたり、歩く猫をなぜシルエットだけで描いているのかが理解できないとただのゴッホの死説明映像になってしまうだろう。あるものはつまらない、あるものは傑作だというだろう。そして俺が傑作と言ってしまったのであるものは傑作だというだろう。そういうのが本当に嫌いなので、自分なりのアンテナでこの映画を感じ取ってほしい。世の中にある絵すべてについてホントにそう思う。
この作品は☆3.0であり☆5.0でもあるので割って☆4.0です。
☆3.0は俳優のビデオ映像の模写で生い所。すべてを創造物で見たかった。
☆5.0はその生い不和映像がとてもゴッホのテーマに即している所。
そしてすべてを創造物で描いていたら多分☆1.0になっていたとおもう。
練られたよいアニメーションだった。
しかしなんだ英語の題名loving vincentなのな。こっちの方がしっくりくるわ。